■フライト・ポジション化工作■  (2) プロペラ軸の交換−2

●プロペラ軸の取付け●
【概 説】 よろしければ、先にお読み下さい)
    【プロペラがよく廻らないときの解決策】


■プロペラから軸が出ているタイプ
●ステップ1 (プロペラ軸の切除)  もとのプロペラ軸をニッパーなどで根元から切除します。

●ステップ2 (軸切除あとの平滑化)  軸の切除面を棒ヤスリなどで平らにします。

■プロペラの軸穴にプロペラ軸を挿入するタイプ
キット付属の軸をそのままプロペラ軸穴に接着して、前記「プロペラから軸が出ているタイプ」のステップ1・2と同じ要領で、プロペラからはみ出した部分を切除し、プロペラだけの状態にします。

■軸穴の開け方

ステップ1.  開口する部分に接着剤(さらさら系)を塗布する(ドリル針の滑り止め)。
ステップ2.  0.3ミリ径のドリルでセンターを狙って導孔を開ける(直接5ミリでもOK)
ステップ3.  0.5ミリ径で、穴の垂直・中央に留意して拡大する。
ステップ4. 偏心に応じて穴がセンターになるように、ドリル側面に少し力を加えて削るように引き抜く
ステップ5.  0.7又は0.8ミリ径で、穴の垂直・中央に留意して、更に拡大する。
ステップ6. 偏心に応じて、ここでもステップ4を繰り返す。
ステップ7. 使用する軸径のドリルで、回転面に直角になるよう調節しながら穿孔する。
ステップ8. 正しくセンターをとることができたらOKで、軸は瞬間接着剤で固定する。

軸穴の深さは、プロペラの大きさにもよりますが、3〜4ミリぐらいがよいようですが、スピナー取り付けにも利用する場合は、貫通となります。 ステップ8で取り付ける軸の長さは、アルミパイプは後の切断が簡単なので、塗装のときなどのために少し長めにしておきます。 ステップ4のとき、ドリル針が細いため、力の入れ加減では折損する恐れがあるので、作業は慎重に行って下さい(0.5ミリ以下では絶対に禁物です)
●軸穴の穿孔に失敗したとき
ステップ7の段階でも、偏心していたり、ドリル針が傾いていたら、使用する軸径より「ふたまわり」ほど太いドリル穴を拡大して、次のエポキシパテによる固定法に移ります。

 【プロペラがよく廻らないときの解決策】

●エポキシパテによるプロペラ軸の取付け●

■エポキシパテ詰め  エポキシパテをよく練って、先を尖らせ、プロペラの軸穴に詰め、爪楊枝や指の腹などを使って、しっかりと詰め込みます。

■プロペラ軸の取付け 

使用する太さの軸(ここではアルミパイプ)を適当な長さに切断し、プロペラのセンターに垂直になるようにして、軸穴の最深部まで挿入します。はみ出したパテは、爪楊枝の先やピンセットなどで、軸がセンターを維持するようにしながら、軸の周囲を固めるように再び押し込みます。そのうえで余分なはみ出しは除去し、次の取り付け調整に入ります。
●軸とするアルミパイプは、取り付け調整に、機体へ搭載するモーターを利用するときは、軸の最終的な長さより2〜3ミリ長く、ルーターを使用するときや、指先で回転させながら行うときは、2センチ程度が適当です。


■取り付け調整 (ここではチャック付きので低速回転もきくハンドルーターを使用しましたが、使用するモーターを利用したり、指先で回転させることでも可能で、手順はほぼ同じです。)   
ルーターのチャックにプロペラ軸を軽くくわえさせ、ルーターを回転させます。真横から見て、取り付けたプロペラがブレていないかを確認します(上左)。 極端にブレている(プロペラが軸に直角になっていない)場合は、一旦ルーターを停止し傾きを矯正します(上中)。 もう一度回転させながら、指の腹などを使ってブレを修正します(上右)。 正しく回転するようになったら(下左) ルーターから取り外し、軸がプロペラのセンターにあることを確認して(下中)、 エポキシパテの硬化を待ちます(下右)。 硬化までの時間はたっぷりありますから、満足いくまで調整ができます。

■プロペラ軸の切断
黄銅線のような硬いものは、最初から必要な軸の長さに切断しておかなければなりませんが、アルミパイプの場合は切断が用意容易ですから、長めにして取付けておき、最後に切断します。必要な軸長は、プロペラの重さや大きさによりますが、3ミリ弱〜4ミリ弱です。プロペラを自由に転がせるような台や厚い板の上で、カッターの刃を軸に垂直に押し当て、数度、ころがすようにして切断します。アルミパイプですから、意外なほど簡単に切れます。


■モーター軸へのダイレクト取付け  プロペラをモーター軸へダイレクトに取り付ける方法は、使用するモータの軸をオス型としてプロペラ軸側にその印象をとるというものです。プロペラ取付け状態の調節をして、そのままエポキシパテを硬化させ、すこし硬くなったら、プロペラ中心の取付け部をつまみ、プロペラの破損と軸穴の変形に注意しながら、モーター軸から真っ直ぐに引き抜きます。機体完成後のモーター軸への取り付けは、そのまま挿入し、少しゆるめなら、ごく少量の合成ゴム系の接着剤を使用します。


 【プロペラがよく廻らないときの解決策】