■工作室(製作5)■  (1)モーターと電飾部品の取付け

パイパーチェロキー140
1/36 マルイ


このキットの説明書には 「'59.8」と印刷年月日らしき数字がありました。1959年といえば昭和34年ですから、多分「S59.8」の間違いであると思われますが、それでも約20年ほど前のものになります。近時のこのクラスなら、エンジンカバーが開閉し、精巧なエンジンが見られるというような構成になっているのでしょうが、このキットは、「そんなものはきっちり省略して、そのかわりプロペラを廻す」というもので、かつてのモーターライズキットの典型です。

パーツ点数が少ない、いわばすっきりとしたキットで、組立てが楽ですから、電飾のほうにエネルギーを費やしてみようと思います。

■モーター取付け部の工作
指定のモーター(マブチベビーモーター)によりプロペラを回転させるようになっていますが、ここでは手持ちの6ミリΦモータを使用することにしました。従ってキット付属のモーター取付け部品は使わず、ストロー利用のマウントを取付け、モーターを搭載します。ダミーモーターを使って、エポキシ接着剤でモーターマウントを、「エンジン+防火壁」パーツに固定しました

■電飾パーツ
上左:衝突防止灯用の点滅回路と2ミリΦ赤色LED。上右:翼端灯用の2ミリΦLED、赤(68Ω)・緑色(51Ω)。下左:尾灯の3ミリΦ黄色LED(51Ω)、と光ファイバー取付け金具(詳細参照)。下右:前照灯用の3ミリΦ白色LED(68Ω)。〔カッコ内は電流調整用の抵抗です(1/4Wを使用していますが1/2Wのほうが安全です)。翼端灯「赤」用の抵抗は、「青」に光量をそろえるためもう少し抵抗値を大きくしたほうがよかったようです)〕 
2ミリΦLEDは秋葉原のラジオ街で偶然見つけたものです。当初の計画では、通常の3ミリΦLEDと1.5ミリΦの光ファイバーを使う予定でしたが急遽変更しました。やはりダイレクトのほうが明るさが違います。
参考:衝突防止灯の点滅回路は、HP『電子工作組立倶楽部』掲載の、LEDフラッシャー回路を使用しています。トランジスタ2個、抵抗、コンデンサ各1個から成る、組立てが簡単で調整なしで作動する回路ですから、お試し下さい。(回路の提供に対してお礼申しあげます)。

■前照灯とモーターの取付け
キットの「エンジン+防火壁」パーツのライト(透明部品)取付け穴を、LEDの外径の3ミリΦに拡げ、白色LEDを裏側より挿入しエポキシ接着剤で固定しました。LEDの「つば」のところまで挿入すると、先端の球形の部分だけが表面に露出するようになり、ちょうど良い加減です。また、モーターの取付けは、プロペラジョイントの先端が、機首部品のプロペラ軸の開口部前面とほぼ同じになるように調節して、エポキシ接着剤で固定します。
リード線は、写真ではモーター、LEDとも同じ赤(+)黒(−)を別々引き出していますが、これはうっかりで、マイナス側(黒)を一本にまとめて(LEDとモーターのマイナス側を結線)、LEDのプラス側から白色リード線、モーター側から赤リード線の3本にして引き出すほうが、後の作業が楽になります。

■翼端灯の搭載
主翼中央部にスタンド取付け用の補強のプラ板を貼って、翼端灯のLEDを取り付けます。LEDの固定にはエポキシ接着剤を用いました。
左写真は、主翼を仮組みして翼端灯用のLEDを出す2ミリΦの穴を開けたところ。

■尾灯と衝突防止灯の搭載
キットにモールドされた衝突防止灯を削除して、2ミリΦのLEDをその位置に取付け、点滅回路は胴体機尾附近に取り付けます。
尾灯は、黄色の2ミリΦLEDがなかったので、これも胴体機尾附近にセットした3ミリΦLEDから1ミリΦ光ファイバーで所定の位置に導きます。(光ファイバーをカーブさせるにはドライヤーで加熱すると上手くいきます。)
垂直尾翼内側の、LED取付け部と光ファイバーの通り道の溝は、左右の胴体パーツを少しずつ削って、ぴたりと合うまで調整します。とくに光ファイバーの方は、垂直尾翼の薄い部分にかかるので、左右均等な厚さになるように丁寧に工作する必要があります。電動ルーターでガバガバと削ったら、一部穴があいてしまいました。