■工作室(製作5)■  (2)主翼と胴体の組立て

■主翼の組立て
翼端灯の露出具合を確認して、主翼の上・下面を接着します。のりしろが幅狭いので、接着剤を上・下面にたっぷり塗り、ピンチでしっかり固定して硬化させます。フラップは動かせるようになっていますが、上・下面接着後、ドアーと同様に固定しました。また、主脚は固定式なのでひっかけて壊しやすいため、接着しないでただ差し込むだけにしました。

■ドアーの接着
キットではちょっと凝ったメカニズムでドアーが開閉するようになっています。ちょっと惜しいのですが、飛行中にドアは開けないということで、固定することにしました。所定の位置に取付け、マスキングテープで固定した後、さらさら接着剤を流し込みました。ドア裏側の開閉装置のモールドは接着後に削り取ります。
(この作業は、電飾部品の取付け前に行っておきます。)

■エンジンパーツと計器板の取付け
コクピット内を塗装して、機首のモーターとLEDを装置したエンジンパーツと計器板を、胴体パーツ片側に接着します。

■コクピットパーツの取付け
先に側面の風防ガラスの接着を行います。ドアの風防ガラスだけ内側から行い、あとは外側からの接着となります。
コクピット部品を塗装して、先の胴体パーツ片側に接着します。乗員はサイドバイサイドで2名搭乗させようと、立ち姿の人形を座り姿勢に改造しましたが、こちらは少し寸法が大きいようで二人並んでは座れませんでした。

■胴体の組立て
左右胴体を接着します。内蔵物の関係で、一気に左右を接着するのは無理なので、部分的に接着作業を進めることにしました。最初は垂直尾翼部分を通常のモデルセメントで接着し、あとはさらさら接着剤を流し込む方法で順々に接着していきます。今回のモデルは胴体断面が方形に近いので、平行クランプが有効に活用できました。

■胴体と主翼の結合
テープで上反角を調整しながら胴体と主翼を結合します。胴体前後との接着部分だけ通常のモデルセメントで接着し、胴体側面と主翼の接着面には、さらさら接着剤をたっぷり流し込みました。このモデルのような低翼の軽飛行機は、自己安定を高めるために上反角が大きいことが多く、多少おおげさにしたほうが、雰囲気がでそうです。水平尾翼は、機尾から差し込んで、さらさら接着剤を流し込みます。
本機の水平尾翼は、全遊動式(フライング・テール)です。翼の風圧中心に軸を設けて、迎え角を変化させてエレベーター(昇降舵)の役割を果たしますので、水平安定板と昇降舵が分割されていません。