■工作室(製作51)■  (2)補強の工作

■主脚の補強
主翼から脚内に1ミリ径の黄銅線を通しました。補強線用の穴は、スパッツ側に開けてから、主翼の所定の位置にセットして翼側に貫通させましたが、最初に脚と翼とを接着して、翼側から貫通させた方が早そうです。見る通りの頑丈な主脚で、補強は必要なさそうですが……。 また、車輪は最後に取り付けるのでスパッツ側の車軸は除去しました。

■尾輪の補強
尾輪の脚を0.8ミリ径の黄銅線に置き換えました。サドル形の車軸受け部で脚を切り離し、タイヤのほぼ中央まで埋め込んでいます。タイヤの幅が狭いので、0.3ミリのドリルで導孔を開けましたが、前後方向のセンターを外してしまったので、0.5−0.6−0.8−0.8とドリル径を上げて、少しずつセンターに近づくように調節しながら穿孔しました。

■水平尾翼支柱の金属への交換
水平尾翼は、ダボとダボ穴がしっかりしているので、片持ち状態でも十分ですが、支柱は脆弱なので、金属に作り替えました。0.8ミリ黄銅線を叩いて平たくし、キットのパーツの形状を参考に、ハンダ付けしてV字形にしています。瞬間接着剤で所定の位置に接着し、アルテコで整形しました(写真は整形前)。

■その他脆弱なパーツの金属への置き換え
前記の他にも、脆弱な部分が何ヶ所かありますので、一応、金属でそれらしく作り替えてみました。極めて小さいパーツで、特に下記A〜Dでは、Bのピトー管を除いて、キットのパーツをそのまま使って「もげる」のに気を使うのなら、いっそ省略してしまったほうがよさそうです。
A: 補助翼のバランスウエイト=0.4ミリ径の黄銅線の先端にコードの芯線を巻き付けてハンダ盛り。
B: ピトー管=0.8ミリ径の黄銅線の先端に段差を付けたもの。
C: 搭乗用ステップ=0.8ミリ径の黄銅線を叩いて平たくし、曲げたもの。
D: 胴体右側下面に突き出た棒状のパーツ(用途不明)=0.8ミリ径の黄銅線。

金属パーツには、通常のプラスチック・モデル用の塗料は喰いつきが悪く、直接塗ると剥げ易いので、表面の油性のよごれを丁寧に除去し、出来れば、模型店で売っている「メタルプライマー」という金属用の下地塗料を塗っておくとよいでしょう。

アンテナ支柱=1ミリ径の黄銅線を叩いて平たくして整形し、根元にハンダを盛ったもの。
爆弾投擲用の腕=0.6ミリ径の黄銅線をハンダ付け。キットのパーツと同じ形にするのが難しく、適当にデフォルメしました。
キャノピーのアンテナ支柱取付け部には、ちょうど幅広の窓枠が通っているので、支柱の根元を90度ひねってL字形に曲げて幅広の面が窓枠部に接するようにして、瞬間接着剤で固定しました。瞬間接着剤の揮発蒸気で曇らないようにマスキングしています。
ハンダ付け作業をし易くするため一体化していた、爆弾を挟む部分を切り離して、爆弾の脇腹の穴に嵌め込みます。先端部はL字形に曲げて、胴体に突き刺して固定することにしました。なお、爆弾のフィンの一部は、スタンド・アームと干渉するので、切除しています。

機銃=プラ板の切れ端で銃本体をそれらしく作り、ちょっとサイズオーバーですが、0.6ミリ径の黄銅線を銃身にしました。コクピット後部にプラ板で銃架を設けてしっかりと機体に取り付けるようにしました。
銃架は機銃部品を支えるためのもので、スケール的な形状は考慮していません。機銃本体もそうですが、コクピット内部色か黒で塗装して、風防を被せると、外からはほとんど見えなくなるため、風防から突き出る銃身を支えるパーツと捉えています。