■工作室(製作46)■  (2)完成まで

■主翼の工作
主翼は左右翼が一体成型で上下2分割の簡単な構造です。「地上姿勢」のキットとはいえ、両翼の垂れ下がり(負の上反角)がひどいもので、飛行姿勢にするには、この部分の修正は避けて通れません。さいわい翼上下部品の間に充分な隙間があるので、「カタリナ飛行艇(工作室第21回)」のように矯正用の金属材を入れて矯正することにしました。(飛行姿勢にする場合、上反りを実機より少し誇張したほうが迫力が出るようです。)
このキットは全体的に肉厚で、主翼部品もけっこうな厚さです。素材の反発を考慮して2ミリ径(内径は1ミリ)の真鍮パイプを潰して用いることにしました。反発力の大きい翼中央部はあまく、翼端に行くに従って潰しをきつくました。最初に翼上側部品に矯正材を固定し、その後翼下側部品を貼り付けるという順序をとりましたが、翼上側部品への仮止めで矯正の効果を確認して、更に翼下面部品による反発を見越し、目的よりややきつめの角度になるように調節してから瞬間接着剤で固定しています。

■スタンド・アーム取付け部の工作
機体の形態上、アームは胴体下面に張り出した、アクセサリー架の後縁部になります。
キットの箱絵から、大きなドロップタンクを装着したかったため、第1回工作の零戦のように、タンクを貫通させることにしました。穴開けは、最初に導孔として1〜1.5ミリ径程度ドリルでアクセサリー架の本体に開けておき、タンクを固定してから、胴体側からアームの太さまで拡大します。アームの取付け角度は、いつもと同じに機体中心線に対して約60度としました。
  

胴体のアクセサリー架の取付け部は、スタンド・アームを取り付けるために大きく開口しておきます。

■主翼と胴体の結合
各パートの準備ができたら、主翼と一体化です。まず、左右の胴体を、それぞれモーターからのリード線を主翼内に通して、主翼の所定の位置に取り付けます。続いて、スタンドベースへのコードと結線して、回転テストを行い、OKならスタンド・アーム内を貫通させて胴体中央部を主翼に取り付けます。

●キャノピーについて
キャノピーは正面風防部品以後が、天頂部/左右側面部の3ピース構成となっています。断面が球形をしているせいだと思いますが、このため風防部の工作が思ったより難しいものになっています。透明部品でもあり、特に目立つところなので、組立てには注意が必要です。
(キャノピー組立ての参考説明)

●両翼のサイドワインダーについて
部品構成から破損が気になり、このパーツの使用を逡巡したのですが、箱絵に負けて、搭載することにしました。キットのままでは主翼との接着部の面積が狭く取付け強度に難があるため、発射架に舌状部、主翼側には対応するスリット、を設けて嵌め込み式としました。

**
完成したOV−10A