■工作室(製作34)■  (1) 機体・電飾部の工作

メッサーシュミット
Bf109E
ハセガワ 1/48


工作室30、32回に続いて1/48単発機電飾付の第3弾です。このBf109はこのあと予定しているハリケーンとともに、(ボケて忘れたのではないと思いますが)今まで全く組み立てたことがなく、今回初挑戦です。

■主脚部の工作
主脚を引込み状態にします。前回のムスタングと異なり、主脚カバーと格納部の寸法がぴったりと合っているので、脚柱部にエポキシパテを詰めて主脚カバーをそのまま接着しました。主輪は片側を削ってカバーとの段差を少なくし、塗装後エポキシパテで所定の位置に取り付けています。

●電飾の組込み●
点灯するのは「零戦」「ムスタング」と同じに翼端灯と尾灯です。翼端灯は、キットのモールドでは、ぽつんと小さな半球状の出っ張りがあるだけなので、1ミリ径の光ファイバーの先端を丸めてそのまま突き出すようにしました。尾灯は0.5ミリ径の光ファイバーの突き出しです。LEDは3ミリ径のものを使用して負荷抵抗は51Ωです。光ファイバーとLEDの結合は、ムスタングと同様にLEDの先端に穴をあけ光ファイバーを挿入する方法ですが、今回は、遮光を兼ねた熱収縮チューブを被せた後、シュリンクさせず(従って、アルミパイプを使わない)、エポキシ接着剤を流し込んで固定しています。 【参考:LEDと光ファイバーの結合】
●尾灯部の加工
方向舵(ラダー)は左右貼り合わせではなく、一体成型されているので片面に溝を掘って、光ファイバーをエポキシパテで埋め込みました。溝堀りは、エッチングソーで所定の深さまで切込みを入れて、そのあと太めの「けがき」で少しずつ光ファイバーの太さまで拡げています。
尾灯の光ファイバーは細いので、組み立て作業中に断線しないように、固定箇所を多めにしました。翼端灯は、主翼上下部品にモールドされた翼端灯の位置に、細いヤスリで光ファイバーを出す溝を切っています。
 


■左右胴体の結合
コクピット部品を組み立て、レジン複製のパイロット人形を乗せて胴体片側に取り付けて左右胴体を接合します。
コクピット前部のバルクヘッドの下側の張出しは、スタンドアーム固定部と干渉するので胴体と主翼の結合時に、コクピット床面の位置で切除しました。

■主翼上下部品の結合
主翼上下面部品を貼り合わせ、後縁のフラップと前縁翼端側のスラットを取り付け、続いてスタンド・アームを取り付けて主翼の組立ては完了です。