■工作室(製作30)■  (3)胴体の工作

●胴体の工作●

■コクピット部の構成
内部は程よくまとめられており、飛行姿勢対応のため、リアルなパイロット人形も付属しています(写真はオリジナルをレジンで複製したもの)。
コクピットの床は後方に延長され、ちょうど単5電池1本が搭載できるスペースがあります。しかし、電池の交換を考えると、充電式電池の使用を狙ったものでしょうか。

内部を機体内部色で塗り、計器盤を取り付け、ほぼ完成したコクピット。この状態ではまだ内部の様子を窺うことができますが、パイロットが搭乗して、キャノピーが閉じられるとほとんど見えなくなります。パイロットは説明書に従って塗装しました。

■尾輪取付部
説明書ではまったく触れていませんが、主脚とともに尾輪も引っ込み状態にできるような構造になっていることからも、もともと飛行状態対応であったとがわかります。キット説明のどこにも、飛行姿勢にできるという付加価値をうたっていないのには首をかしげるばかりです。今回は尾灯を点灯させるため、この位置に光ファイバーを通すので折角の構造は利用できませんでした。

■尾灯の工作
尾灯のモールドの位置から切断し、内部に光ファイバーの導孔を付けて、光源をセットします。尾灯のコーンは、最後にクリアパーツのランナーから削り出す予定です。

■アンテナ支柱の金属への交換
アンテナ支柱は黄銅線の0.6ミリ径をV字形に曲げ、中央に0.8ミリ径をくさび形に削ったものを挿入し、ハンダを盛ってヤスリで整形しています。機体へはエポキシパテで固定しました。

■艤装の終った胴体
パーツ尾灯の光源からリード線を伸ばし、アンテナ支柱を取り付けて、左右胴体の結合となります。