■工作室(製作7)■  (2)主脚部の工作

●ピトー管、アンテナ支柱●
従来同様、ピトー管、アンテナ支柱は折れやすいので、金属でそれらしく作り替えました。
    ■アンテナ支柱
アンテナ支柱は0.4ミリφ黄銅線を曲げて、ハンダを盛って、ヤスリで仕上げています。プラ板でベースを作り、エポキシ接着剤で胴体へ固定しました。

■ピトー管
0.8ミリφ真鍮パイプと0.4ミリφ黄銅線の組合せで作り、主翼への固定は、瞬間接着剤を使用し、エポキシ接着剤で補強しました。
先端は、安全のため角を丸めておきます。

●主脚部の工作●
■主脚部
主脚を半分引っ込めた状態とするため、取付け軸と補強を兼ねて、主脚柱内に0.6ミリφの芯線(黄銅線)を通しました。胴体側の脚カバーも、内側を0.4ミリφの黄銅線をそれらしく曲げて、取付の補強しています。
主脚が出た状態では、ちょっとした不注意でひっかけてしまうことがあるので、主脚パーツを直接主翼に固定しないようにしました。主脚柱に、0.7ミリφのドリルで孔あけて、芯線を挿入(接着しないほうが良い)しています。この構造は、主脚の引っ込み状態が好みの角度に変えることができます。細い脚柱に穿孔するのは一見難しそうですが、センターをねらって少しずつ調節しながらやれば、案外簡単にあけることができます。

■主脚芯線の取付け
主脚取付け兼補強の芯線は、主脚へ差し込む反対側の端を1.5ミリほどL字形に曲げ、主脚収納部の裏側からそれに対応した小孔をあけて、瞬間接着剤で固定します。その後、取付け強度を高めるため、エポキシ接着剤を固定位置に適量塗布し、エポキシ接着剤の硬化後、主翼上面パーツに合わせて、ヤスリで調整します。
主脚は黄銅線に接着しないで、外せるようにしておきます。
 

主脚の付け根部分は、タミヤのボリパテで埋めて、主翼からの立ち上がり部の補強としました。

■スタンド・アーム取付け部
スタンド・アームの取付け孔は、ベースに約60度の角で取付け、更に機体に約20度の上昇姿勢をとらせたので、約40度の角度で穿孔します。この角度で取り付けると、スタンド・アームがオイルクーラーの下端にあたったため、機体下地が完成した時点で、オイルクーラーをスタンド・アームにあわせて少し削りました。また、スタンド・アーム取付け補助腕(木ねじで固定)部分にもプラ板で補強しておきます。
(60度だ20度だなどとこうるさく記しましたが、こんな数値はお好み次第です。)