■工作室(製作6)■  (3) 完成まで

■金属パーツの工作
折れやすい部品は金属にします。本機ではピトー管、アンテナ支柱、ループアンテナを、真鍮パイプ・黄銅線を使って、それらしく作り替えました。右側が整形後のものです。

■胴体両側面窓の取付け
窓面に、マスキングしてから胴体に接着します。各窓は、胴体パーツの厚さ分の台状となっているので、マスキングゾルを爪楊枝などにつけて、ちょんちょんとのせました。

■金属パーツの取付け
キャノピー上のアンテナ支柱は、片方をコクピット床に突き刺し、もう一方をキャノピー内側の窓枠裏側にエポキシ接着剤で固定しました。ほかはプラ板で補強しエポキシ接着剤での固定です。

●胴体の接合●
胴体を接合する前に、左右のモーターからのコード端末を、作業しやすいようにテープなどで胴体に止めておきます。

■胴体の接合
左右胴体を接着接合しますが、とくにスタンド・アーム取付け補強部はたっぷりと接着剤を塗布してしっかりと接合します。
全体を一気に接着することが困難なようでしたので、最初は、スタンドアーム取付け部と、金属パーツの補強個所を中心に接着し、その後、接合状態でさらさら接着剤を流し込んで全体を接着しました。接着終了後、キャノピーを胴体に接着し、マスキングしておきます。


■コードの処理
左右モーターからのコードの各極をひとつにまとめ、各1本のコードに結線します。
モーターは並列接続として、左右モーターの赤どうし、黒どうしをそれぞれ1本の延長コードに結線します。結線の後、ショート防止のパイプをかぶせて、結線個所を胴体内へ押し込んで、延長コードだけが胴体から出て、スタンドアーム内を通過するようにします。電源は、単3−4本を並列(1.5V)接続しますから、使用状態にもよりますが、かなり長期間にわたり電池の交換が不要になるはずです。

■機体の塗装
下地の仕上げをあまり丁寧にしていないので、最初にグンゼの缶スプレー、Mr.サフェイサー1000(B-519)グレータイプを吹きつけました。
カウリングを黒色塗装し、マスキングして銀塗装に移ります。カラーは、全体をグンゼのスーパーシルバー(Mr.カラーNo.159-エアブラシ用)を使用し、羽布貼りの動翼部分を、タミヤのフラットアルミ(XF-16)にしてアクセントをつけました。デカールを貼った後、スーパークリヤー(Mr.カラー155)で仕上げました。