■工作室(製作52)■  (1)エンジン部の工作

- T-34A メンター
ハセガワ 1/72


大昔のキットです。「プラモデルショー」だったか、ハセガワの倉庫浚いで偶然見つけて求めたもの。とてもシンプルで、そのせいか、牽引車が付録として付いていて、こちらの部品点数の方が多いという感じです。また、同梱の鉛のチュープ入りの接着剤は「なつかシー」ということろ。
Mig-21、F-104、Ov-1 のシリーズ紹介イラストが載っていて、年代を感じさせます。

●エンジン部の工作●
■エンジン部の構造
プロペラを機首先端部品にリング状のストッパーで留めるという簡単な構造で、空転タイプです。
元のプロペラ軸は1.5ミリ径ですが、スピナーが付いていて、軸穴を拡大しても、スピナーに隠れるので、この軸を生かすことにしました。プロペラ軸を、約3ミリを残して切断するだけで、プロペラの工作はおしまいです。

■モーターの取付け
先ず、胴体部品の片方に機首部品を取り付けます。モーターは、機首部品のプロペラ軸穴をガイドにして、直接エポキシパテで固定してしまうのが早いのですが、少しモーター搭載部の空間が広すぎるので、プラ板のスクラップでマウントを設けることにしました。上下の位置設定は、台状にプラ板を設けて、左右については、現物合わせで、薄いプラ板を少しずつ様子を見ながら重ねて、モーターを載せたときに、モーターの回転軸がプロペラ軸穴のほぼセンターに来るように設置しました。
最後にモーターの軸穴を、ジョイントの太さのふたまわりほど大きく拡大し、エポキシパテで、ジョイントがプロペラ軸穴のセンターにくるよう調節しながらモーターを固定します。

■コードの結線
左右胴体部品を結合する前に、モーターと電源を結ぶコードの配線です。プロペラを付けてモーターを廻し、極性を確認してからコードをハンダ付けします。
コクピット床が邪魔して、スタンド・アームまでコードを通すことが出来ないので、パイロットの両脚の間にスリットを設けて、そこからコードを導くことにしました。胴体の組立て作業中に、コードのハンダ付け部に無理な力がかからないように、テープでコードを留めています。