■工作室(製作2)■  (4)塗装から完成まで

■コクピット周りの処理
コクピット内を機体内部色で塗装し、パイロット人形をそれらくし塗装して、搭乗してもらいます。このキットもパイロット人形が付いていなかったので、レジンの複製を使いました。コクピット内の塗料が乾いたら、キャノピーをサラサラ接着剤で取り付けます。

■マスキング
窓枠を残してキャノピーをマスキングします。同様に、エンジン部、主翼の空気取り入れ口部にもマスキングしておきます。

■塗装−1
説明書のネイビーブルー、ミディアムブルーと白の3色塗装にすることにしました。
まず白を塗って、プロペラ先端の黄色を塗って、乾いたらマスキングをします。
写真では、焼きとりの竹クシをスタンド支柱の穴に差し込み、持ち手としています。

■塗装−2
ミディアムブルーを、説明書の図から判断して、おおよその範囲を見取って塗ります。塗り残しがあっては後の修正が面倒なので、見当の範囲をかなりオーバーして塗った方が安心です。

■塗装−3
胴側面の曲線部分のマスキングは、説明書の塗装図をモデルの原寸に拡大コピーし、それに合わせてマスキングシートをカットすると楽です。カッティングのマットは、プリンタ切り替え器だったかのパッケージの、透明ポリエチレンの薄板を利用しました。
主翼下面、垂直尾翼など、ミディアムブルーの部分をマスクして、ネイビーブルーを塗ります。

デカールを貼り、クリヤーを吹きつけて塗装が完了したモデル(上左)。スタンド支柱の機体側補助腕をいったん機体に取り付けて、ネジ穴位置にマーキングし、1.5ミリΦのドリル針でガイド穴をあけます(上右)。

■スタンドへの取付け
まず、スタンド支柱を機体側へ固定します。
固定は、エポキシ接着剤と、木ねじで行います。このモデルでは、機体の支柱穴が曲がっていたのか、モデルが少し傾いてしまうので、スタンド支柱の補助腕固定用の木ねじをややゆるく締めて、かりにスタンドベースに取付け、マスキングテープを使い矯正しながらエポキシ接着剤の硬化を待ちました。
エポキシ接着剤が硬化し、機体がスタンド支柱に固定されたら、このスタンド支柱をベースに、エポキシ接着剤と木ねじで固定します。
スタンド支柱とベースとの接着剤が硬化したら、モーターのリード線を電池ボックスとスイッチに配線して完了となります。

■完成したF4U
正面からの写真。傾きも矯正されています。