■工作室(製作1)■  (5)塗装と最終仕上げ−1

●機体の塗装●

■キャノピーへのマスキング
キャノピーへのマスキングは苦手で、いままで楽しく作ってきたのに、この段階になると、とてもメランコリーになります。そんなわけで、しばらく「ぐずぐず」してやっと終わしましたが、満足できるものとはなりません。スピットファイヤーのように窓枠が少ないものはよいのですが、零戦は大変な作業です。

■脱脂
塗料ののりを良くするため、モデル自体についている離型剤や作業途中で付着した手の脂などを、除去します。
プラスチックモデル用シンナーをティッシュに染み込ませて、モデルの表面を丁寧に拭います。写真では、左手は、手脂の付着防止にゴム手袋をしています。

零戦の窓枠に機体内部色をさっと塗っておきます。(もっとも 1/72 ではそこまでやる必要はない気がしますが一応ということで……)

零戦の塗装は、組立説明書による、「第202海軍航空隊所属機」に、スピットファイヤーは、イギリス空軍「第155中隊1941年」にすることにしました。したがって、メインの塗料は、零戦がグンゼ水性ホビーカラーH61〈グンゼMrカラー35〉(明灰白色(1))だけ、スピットファイヤーは、下面にMrカラー306(ライトグレー)、上面迷彩として水性ホビーカラーH72〈Mrカラー22〉(ダークアース)とMrカラー330(ダークグリーン)となります。

グレーの塗装が終わった零戦(左)。カウリングの黒を先に塗ってからの方がよかったようです。
主翼・尾翼の白色帯と、機首の黄色帯の下地の白塗装が終わったスピットファイヤー(下左)。このあと機首の黄色を塗って、帯の部分をマスキングします(下右)。本機のような迷彩塗装の場合、塗装説明図を原寸拡大したものを用意しておくと、迷彩パターン切り抜き時に便利です。

スピットファイヤーの下面にグレーを塗り、その上にマスキングをしたところ。

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迷彩のマスキングの写真を誤って削除してしたので一気に完成写真
ダークアースを迷彩パターンにあわせて概略塗装したスピットファイヤー(左)。
このあと迷彩のマスキングをしてダークグリーンを塗って、デカール貼りに移ります。
零戦は、カウリングの黒と、主翼前縁の味方識別の黄帯を塗って、同様にデカール貼りに移ります。
右写真は、塗装が済み、デカールを貼る前の機体を、スタンドに仮組みしてみたものです。

■デカール貼り
貼るデカールを間違えないように、説明書に合わせて使うものに印をつけておきました。
マークソフターと、デカールセメントは、デカール貼り作業にはなかなか便利です。

デカール貼りが終わったスピットファイヤーと零戦。
このあとクリヤーをコートしまて機体の完成。
スピットファイヤーの右機銃が折れてしまいました。